交通事故後の接骨院通院|知っておくべき事
交通事故が発生した直後は、慰謝料や示談交渉、保険会社との手続き、後遺障害等級の認定など、慣れない事務所への相談が必要になるケースが多いです。
そこで治療や通院のポイント、障害が残った場合の対応方法、加害者側との適切な交渉、弁護士を利用するメリットなどを解説します。
痛みや費用の負担を抑えながら、確実な補償を受けるための内容を知り、安心して手続きを進めましょう。

交通事故直後の対応が重要!事故発生から治療開始までの流れ
多くの人が動揺しやすい交通事故直後こそ、適切な対応が必要になる。
警察への連絡を怠ると事故の事実や過失割合の確認に支障が出て、慰謝料や治療費の請求が難しくなる場合がある。
医師による診断書を早期に取得しないと、後遺障害が発生したケースで損害を証明する材料が不足し、示談がスムーズに進まないこともある。
たとえば、整形外科の診察で画像検査を受け、必要に応じて整骨院や接骨院で施術を受ける流れを確立しておけば、保険会社への請求書類をそろえやすい。
医療機関と連携して通院し、治療の記録をしっかり残しておくことが、示談交渉や損害賠償の請求を円滑に進めるうえで重要となる。
交通事故直後にすべき行動と確認事項|被害者が損をしないためのポイント
最初の連絡を怠ると保険会社に補償を拒否されるリスクがある。
警察への報告、現場の状況把握、加害車両と被害車両の情報交換などを行っておけば、事故直後から示談までの流れが整理しやすい。加えて、医師の診断書がないまま通院を続けると、必要な損害賠償請求で不利になる恐れがある。
整骨院や接骨院で症状をケアしつつ、整形外科で診断を受けることで、後日問題が生じた際にも治療の必要性を証明しやすい。
会社に勤めている場合は休業損害の算定にも影響するため、事故発生直後の確認事項を怠らないようにしておきたい。
接骨院と整形外科の違いとは?交通事故後の通院先を選ぶ際の注意点
整形外科は医師が診察を行い、レントゲンやMRIなどの検査で症状へ正確に対応できる。
一方、接骨院や整骨院は柔道整復師による施術所であり、医師と同じ治療行為はできず投薬や手術は行えない。
ただし、痛みの軽減やリハビリとして利用しかた次第では、事故後の負担が軽くなるメリットがある。ところが後遺障害診断書は医師しか作成できず、示談時に必要な書類として認定の根拠になるため、医師の診断を受けつつ接骨院の施術を組み合わせる方法をとるのが望ましい。
保険会社への請求を考えるなら、医療機関と施術所の違いを理解しておく必要がある。
接骨院での治療は慰謝料請求の対象?
整骨院に通った期間も、条件を満たせば慰謝料の対象として認められる。
医師の診断書をきちんと取得しておかないと、後遺障害等級の認定や症状の正当性を証明できず、結果として費用が制限される場合がある。
通院の流れを誤ると、整骨院だけでの施術が必要な治療とみなされないこともあるため、加害者側との交渉で不利に働きやすい。
たとえば、医師が整骨院への通院を認めているにもかかわらず、保険会社から「十分な検査を受けていない」と判断されたケースでは、慰謝料が減額されるリスクが高い。適切な治療や請求を行うためにも、事故の直後から医師主導の診断と整骨院での施術を併用し、重要な書類を整えておくことが大切になる。
接骨院通院の治療費は誰が支払う?加害者側の保険会社への対応方法
整骨院の施術でも必要な治療と認められれば、保険会社へ対応を求めることができる。
医師の許可を得ないまま通院していると、通院記録があっても「医学的根拠が希薄」と判断され慰謝料が認められない恐れがある。
たとえば事故後に医師の診察を受けず、勝手に整骨院のみへ通院すると、保険会社が治療費や慰謝料を支払わないケースも見られる。
加害者側の保険会社から施術費用を認めてもらうためには、病院での検査や診断書を用意し、必要とされる施術として通院することが欠かせない。
万一拒否された場合などに備え、弁護士へ相談して交渉を進めるとスムーズに解決しやすい。
接骨院での治療でも慰謝料請求が可能な理由と法律上の根拠を解説
事故で首や腰を傷めた際、整骨院で施術を受けると痛みを和らげる効果が期待できる。
法律上、損害や障害の程度を証明できれば、整骨院通院期間も慰謝料請求の対象になる。
もっとも、整骨院のみで施術を受ける場合、医師の診断や検査結果がないと慰謝料の交渉で十分な根拠を提示しづらい。
そのため、症状固定の時期や後遺障害の有無を判定するために、整形外科で定期的に診察を受けておかないと保険会社に認定を拒まれるリスクが残る。
いざ示談交渉になったとき、整骨院の施術記録だけでは曖昧にされがちなので、医師が書いた診断書などをそろえ、正当性を主張できる準備を進めることが望ましい。
通院期間や頻度が慰謝料に影響!
治療期間や通院の頻度は、慰謝料を左右する大切なポイントになる。
整骨院の施術が有効でも、病院での検査をしないまま放置してしまうと、保険会社から「本当に必要だったのか」と疑われる可能性がある。
医師の指示を受けずに通院を続ければ、後遺障害として認定される症状も見落とされ、示談金が適切に算定されないことがある。
たとえば、医師の診断と整骨院の施術をバランスよく行い、月に数回は医療機関で症状を確認してもらえば、事故と痛みの関連性が明確になりやすい。
経過観察を怠ると、保険会社が「治療の必要はない」と判断し、治療費打ち切りに踏み切るケースも存在するため注意が必要になる。
通院の頻度や治療期間はどのくらいが適切?
通院期間と実際の通院日数が整合していなければ、慰謝料の算定で不利になる。
自賠責保険では入通院実日数の2倍と通院期間のうち、少ない方に定額をかけて支払う仕組みがある。
たとえば、実際に通院した日数が30日しかなくても、期間を大きく引き延ばすと「必要な治療ではなかった」と判断され、保険会社が妥当ではないとみなすおそれがある。
定期的に病院へ通い、医師と症状を確認しながら整骨院へ行く形式をとれば、慰謝料計算時にも合理的な通院として認められやすい。
後から増額請求をしたくても、記録や診断が不十分だと相手に主張の余地を与えてしまう可能性がある。
保険会社から治療費打ち切りの連絡が来たときの対処
治療の必要性をまだ感じている段階で保険会社が治療費を打ち切ると言ってきた場合、焦って自己負担を続ける前に方法を検討したい。
医師の意見書を取得し、通院継続の重要性を伝えることで、保険会社が再考する例もある。
ただし、示談の経験がないとどのように話を進めるか迷いやすい。
専門知識をもつ弁護士に相談すれば、相手側との交渉を代理してもらい、余計なトラブルを避けながら必要な治療期間を確保できる可能性がある。
時間と手間をかけずに不安を解消するために、早めの相談が望ましい。
後遺症が残った場合の注意点
通院を続けても完全に回復しきれず、後遺症が残ることがある。
その際、自賠責保険で後遺障害等級を認定してもらえれば、慰謝料や逸失利益の請求範囲が広がる。
認定を受けるためには医師が作成した後遺障害診断書が必要だが、整骨院ではそれが作成できない問題がある。
レントゲンやMRIなどの検査画像が有力な資料となるため、整形外科で検査を受けて症状を客観的に示すことが不可欠だ。
整骨院への通院を中心にしながらも、医師の指示で必要な検査を行うことで、後遺障害等級の認定を受けやすい状況を整えられる。
請求を確実に通すためには、保険会社とのやり取りに加え、適切な検査結果や診断書が重要になる。
後遺障害診断書は病院で!
痛みやしびれが長期間残るとき、後遺障害診断書によって症状を証明する必要がある。
ただし、診断書は医師しか作成できないため、病院を受診しなければ後遺障害等級認定を受けられない。
整骨院だけの施術履歴では、痛みが客観的に検査されていないと見なされるおそれがあり、慰謝料が十分に認められない可能性が高まる。
整形外科を定期的に受診していれば検査結果と診療記録が残り、後遺障害があることの正当性を主張しやすい。後遺症が残りそうだと感じたら、なるべく早めに医師の診断を受け、客観的な資料を整えることが将来の損害請求につながる。
後遺障害認定に不安がある場合の弁護士相談のメリット
整骨院に通っている状態でも、医師の診断や検査を受けていれば慰謝料は請求できる。
ただし、後遺症が残るような怪我の場合、加害者側の保険会社とのやり取りで治療費や慰謝料が減額されそうだと感じる場面が出てくるかもしれない。
その際、法律の専門家である弁護士に相談すると、根拠を示したアドバイスや交渉の代行を受けられ、問題の早期解決につなげられる。
たとえば、独断で整骨院だけに通っていた期間があっても、医師の意見書や経過観察のデータがそろっていれば示談で増額を勝ち取った事例もある。費用面は保険の弁護士特約を活用すれば依頼しやすくなるため、一度説明を聞いてみると安心できる。
示談交渉で失敗しないために押さえるべきポイント
加害者側が任意保険会社に交渉委任している場合、被害者の請求が十分に認められないことがある。
保険会社の主張だけで示談を進めると、自賠責保険や任意保険基準を下回る金額で示談を持ちかけられる恐れがある。
被害者が正当な損害賠償を受けたいなら、事故直後から医師の診断記録や治療費の明細をそろえ、整骨院への通院が必要である根拠を確立しておくことが大切だ。
少しでも疑念を抱かれれば、保険会社の提示額は相場より低くなりやすい。
示談交渉で適切に主張を通すには、弁護士に依頼する方法がある。
専門家が裁判基準を踏まえて話を進めれば、慰謝料の増額につながりやすく、自分自身も治療に専念できる。
自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準の違いと慰謝料請求の増額ポイント
自賠責基準は最低限の被害者救済を目的としており、算定額が比較的低めに設定されている。
任意保険基準は公表されていないうえ、被害者によっては自賠責よりはわずかに上回る程度しか提示されないこともある。
一方、弁護士基準は過去の裁判例などを根拠に算出するため、示談金が大きく増える可能性が考えられる。
ポイントは、事故直後から通院実績や診断内容を整えておくことで、より高い基準を適用してもらえる状況を作ることだ。
自賠責保険だけでカバーしきれない損害が出たときこそ、弁護士への相談が慰謝料増額の糸口となる。
弁護士に依頼すべきか迷う方へ|交通事故問題を無料相談で気軽に解決する方法
事故後の対応は示談交渉や後遺症の検査など、多岐にわたる専門知識が必要になる。
たとえば整骨院での治療費や月単位の通院日数をどのように保険会社へ証明するか迷ったとき、弁護士に相談すると状況を整理しやすくなる。
実際、加害者側との交渉をすべて任せれば、休業損害や慰謝料の算定でも見落としを防ぎやすい。
しかも、保険の弁護士特約を利用すれば多くのケースで費用負担が軽減されるため、気軽に話を聞きに行けるメリットがある。
一人で抱え込まず、専門サービスを活用すれば、事故対応が早期に落ち着き、あらゆる損害賠償の請求もスムーズになる。
まとめ|交通事故で接骨院を利用する際の治療から示談までの重要ポイント一覧
接骨院に通う場合は、病院での診断や画像検査を欠かさず受けておくことが重要になる。
医師の診断書がなければ後遺障害等級が認められない上に、慰謝料や治療費の請求で不利に働く可能性がある。
示談交渉では、相手の保険会社が「医学的な裏付けがない」と主張してくるケースもあるため、整骨院や接骨院での施術に加え、整形外科で定期的に状態を確認しておきたい。
たとえば後遺障害が残ったときは、医師の診断書と適切な検査結果によって正当性を示すことで賠償を十分に得やすくなる。
早期の相談を希望するなら、弁護士に相談すると対応方法の説明を受けられ、示談や後遺障害等級の手続きなどを専門家に任せることで、慰謝料や治療費の確保につなげやすい。
今こそ、後遺障害や後遺障害等級の認定手続きを見直して、納得のいく解決を目指してみてはいかがだろうか。
群馬県太田市周辺で交通事故に遭ってしまい、接骨院を探している方へ
飯塚町のおおた中央接骨院では、このような専門知識を有したスタッフが親切に対応致します。
初回は無料相談も出来ますので、ぜひ一度ご相談ください。

上記WEB 予約バナーから「交通事故無料相談」のメニューを選択して下さい。