朝起きたら首が痛み動かなくなっていた…
そんな経験はありませんか?
寝違えは身近な痛みである一方、寝違えと同じような症状を引き起こす別の疾患もありますので注意あ必要です。
寝違えとは!?

寝違えは睡眠中の不自然な姿勢などが原因で筋肉や関節に炎症を引き起こし発症する急性の頚部痛です。
画像検査や血液検査で異常はなく、状態を証明できないため正確な原因は不明と言われています。
寝違えの症状は?
典型的な症状は、首を動かした時の痛みで首が動かせなくなる症状です。
また、時には腕にしびれを生じたり、唾を飲み込むのも痛むような重症例も見られます。
このような重症時には時に、別の病期から来ていることもあり判断には慎重をきす必要があります。
寝違えの原因は?
寝違えの原因は特定できていませんが以下が考えられています。
- 睡眠時の無理な姿勢
- 寝具が身体に合っていない
- 寝不足や疲労の蓄積
- 頸椎周囲の柔軟性低下
- ストレス
要注意!寝違えと同じような別の原因
寝違えと思える急な首の痛みでも、単純な寝違えによるものではない可能性があります。
ここでは、そんな寝違えと間違えやすい疾患を紹介します。
頸椎ヘルニア
頸椎ヘルニアは、首で神経が圧迫され首から背中、腕に痛みやしびれが発生します。
腕の症状が数日続く場合は、この疾患を疑って検査をした方が良いでしょう。
クラウンデンス症候群
高齢者の急な頚部痛はこちらの可能性もあります。発熱を伴う場合は要注意です。
原因は、カルシウムの沈着と言われており、薬や安静などの1週間程度で治りますが、寝違えと間違えてマッサージなどを行うと悪化してしまいます。
小児斜頸、環軸関節回旋位固定
どちらも乳幼児から小学生に発生しやすい急な首の痛みや運動制限です。
小児が寝違えのような症状を発症したら、無理な整体施術は絶対に受けないようにしましょう。
寝違えを早く治すために
1.正確な状態判断

寝違えを早く治すための第一歩は正確な状態判断です。
本当に寝違えなのか?炎症が称している筋肉はどの筋肉か?もしくは関節の問題か?などを正確に判断する事で良い施術が行えるようになります。
2.物理療法でのアプローチ

電機治療を正しく使うと痛み改善に有効に働きます。
特にハイボルテージは寝違えの痛みに即効性が期待でき、有効な治療法となります。
3.手技でのアプローチ

状態に合わせ、マッサージやストレッチ、矯正などの手技を組み合わせ施術する事で根本原因から寝違えの改善を図ります。
寝違えを繰り返さないために
寝違えを何度も繰り返している方はいませんか?
寝違えは体質で何度も繰り返してしまう方がいるようです。
では、どんな原因で繰り返してしまうのか考えてみましょう。
①寝具の問題・睡眠時の問題
枕は床面に対して、首が15度くらいになる角度が理想とされています。
これは、おおよそ5㎝くらいの高さに相当します。
また、柔らかすぎるマットレスは寝返りの頻度が減り寝違えリスクを増加させると言えます。
アルコールを大量摂取しての睡眠も寝返りの頻度が減る原因となり注意が必要です。
②日中の生活習慣
胸部や頚部が固まってしまうような生活習慣は寝違えリスクを増加させます。
具体的には、長時間のデスクワークやスマホを見ることがリスクにつながります。
小まめに休憩を挟み、休憩時にはストレッチを積極的に行いましょう。
まとめ
寝違えは身近な疾患ですが、時として別疾患が隠れていることもあります。
別疾患の場合はむやみなマッサージや整体施術は症状を悪化させますので、正確な判断が必要となります。
太田市のおおた中央接骨院では、正しい知識を有したスタッフがこのような状態を慎重に見極め施術を行いますので安心です。
