こんな症状は脊柱管狭窄症かも知れません
- 痛みで長く歩けない
- 腰を反らせると痛む
- 長く立っていられない
- 60歳以上で腰痛に加え脚の痛みやしびれがある
脊柱管狭窄症とは?
脊柱管狭窄症とは、神経が通る背骨のトンネル部分(=脊柱管)が狭くなることで神経が圧迫され腰痛の他、脚の痛みやしびれを発生させる疾患で60歳以上の中高年に多い疾患です。
高齢化社会の日本ではこの疾患の患者さんは急増しており70代男性の22%、女性の31%がこの疾患に悩まされているとのデータがあります
どんな症状が現れる?
腰痛
動くと痛みが悪化し休むと楽になる事が多い。
また、腰をかがめると楽になり、反らすと痛むことが多い。
痛みの質としては、重だるい痛みを感じやすく鋭い激痛とはなりにくい。
脚の痛み・しびれ
お尻から太ももの裏、ふくらはぎにかけて痛みが生じる。(いわゆる坐骨神経痛)
腰痛と同様に動いていると痛みが悪化する傾向がある。
間欠性跛行
特徴的な症状で、歩いていると腰から脚にかけて痛みが生じ、前かがみで休むと症状が軽減しまた歩けるようになる現象が生じる。
足の麻痺
足が上手く動かせない、足首が上がらないという症状がみられる。
この症状がみられる場合は重症で、手術を積極的に検討する必要があります。
脊柱管狭窄症の判断基準
日本整形外科学会、日本脊髄病学会監修の「腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2021」では脊柱管狭窄症の判断基準に以下を挙げています。
評価項目 | 判定(スコア) |
---|---|
年齢 | 60歳未満0点 60~70歳1点 70歳以上2点 |
糖尿病の有無 | あり0点 なし1点 |
間欠性跛行 | あり3点 なし0点 |
立位前屈で脚のしびれ | あり-1点 なし0点 |
立位後屈で脚のしびれ | あり1点 なし0点 |
その他 | 他にも項目ありますが専門的なため割愛します |
上記にてご自分でもセルフチェックできますので、行ってみて下さい。
点数が高い方が脊柱管狭窄症の可能性が高まります。
ただし、診断には整形外科の専門医のよる診察が必要ですので、あくまで可能性のセルフチェックのツールとして参考にして下さい。
おおた中央接骨院での対応
おおた中央接骨院では、脊柱管狭窄症の方に以下のような施術を行っています。
マッサージ
背骨の周りの硬くなった筋肉をほぐす事で、血流が良くなり痛みは楽になります。
ストレッチ
主に関節周りのストレッチを行う事で、身体の使い方の改善や姿勢の改善が得られます。
姿勢が改善する事で脊柱管内での神経の圧迫が緩和して、症状が改善する事は期待できます。
リハビリ(運動療法)
脊柱管狭窄症を克服するために必要な柔軟性の獲得、筋力の獲得、身体の使い方をマンツーマンで体操を行う事により実現します。
脊柱管狭窄症良くある質問
健康保険は適応となりますか?
原則、自費扱いとなります。
予算としては初回で3,000円~5,000円程度、2回目以降3,000円前後を目安としてください。
脊柱管狭窄症は治りますか?
個人の状態に応じますので、良くなる方もいれば難しいケースもあります。
参考となるデータとして、保存療法(手術以外のリハビリ、薬など)での改善率は40~50%程度とする情報があります。
当院で施術を行った場合も同程度の成績とお考え下さい。
(40%の確率で手術を回避して、症状が緩和すると思って頂けるなら試す価値はあるかと思います)
どれくらいの期間、頻度で通えば良いですか?
週に2回を1か月程度、その後週に1回を2カ月程度の通院がお勧めです。
予算的にきついです。。
行える施術の内容は少なくなりますが、ご希望予算に応じて施術内容を調節する事は出来ますので、あきらめずにご相談ください。